こんにちは!しらさぎふれあい助産院です。
しらさぎふれあい助産院では、ご依頼を頂ければ年長さん~高校生くらいの地域の子どもたちへ「いのちのお話」をさせていただきます。
このブログでは、皆さんの体や心、そして「命」についてのいろんなお話をしていきたいと思っています。
これまでのブログでは、「赤ちゃんはどこからくるの?」「どうやって生まれてくるの?」というお話をしてきました。
今回は少し時間を戻して、赤ちゃんがお母さんのおなか(子宮/しきゅう)の中で過ごす「約10ヶ月間」のひみつに迫ります!
おなかの中の赤ちゃんは、自分でご飯を食べることも、息を吸うこともできません。それなのに、どうやって大きくなるのでしょうか?今日も助産師(じょさんし)が分かりやすくお話しします!
目次
- ○ ご飯と息はどうしてる?「胎盤」と「へその緒」
- ○ 温かいプール「羊水」の中で練習中!
- ○ どんなふうに大きくなるの?
- ○ おなかの中から、あなたの声を聞いているよ
- ○ 生まれる前から、あなたはすごいパワーを持っていた
- ○ 気になることがあったら聞いてね
ご飯と息はどうしてる?「胎盤」と「へその緒」
おなかの中にいる赤ちゃんは、口からご飯を食べたり、鼻から息を吸ったりすることができません。その代わりをしてくれるのが、胎盤(たいばん)とへその緒(お)です。
胎盤(たいばん): 妊娠(にんしん)すると、お母さんの子宮の壁にできる、赤ちゃんのための「特別なお弁当箱」のようなものです。お母さんが食べた栄養や、吸った酸素がここに集まります。
へその緒(お): 胎盤と赤ちゃんのおへそをつなぐ、長くて太いストローのような管(くだ)です。
赤ちゃんは、この「へその緒」を通してお母さんから栄養と酸素をたっぷりもらい、いらなくなったウンチのもと(老廃物)や二酸化炭素をお母さんに渡して、代わりに体の外へ出してもらっているのです。
温かいプール「羊水」の中で練習中!
赤ちゃんがいる子宮の中は、羊水(ようすい)という温かい水で満たされています。
この羊水には、大切な役割が2つあります。
赤ちゃんを守るクッション: お母さんが走ったり、おなかが何かにぶつかったりしても、羊水がクッションになって赤ちゃんへの衝撃(しょうげき)を和らげてくれます。
外の世界で生きる練習: 赤ちゃんは羊水をゴクゴクと飲んで、おしっこをして、また飲む…ということを繰り返しています。これは、生まれてからおっぱいを飲んだり、おしっこをしたりする練習をしているのです。
どんなふうに大きくなるの?
受精卵(じゅせいらん)という0.1ミリの小さな点からスタートした命は、およそ280日(約10ヶ月)かけて、ものすごいスピードで成長します。
最初の頃: まだ1センチほどの大きさでも、心臓(しんぞう)はトクトクと力強く動き始めます。
中くらいの頃: 手や足の指ができあがり、おなかの中でクルクルと動き回るようになります。指しゃぶりをすることもあるんですよ!お母さんも「あ、今動いた!」と胎動(たいどう)を感じるようになります。
生まれる前: 体にふっくらとお肉がつき、髪の毛や爪も伸びて、外の世界に出る準備がすっかり整います。
おなかの中から、あなたの声を聞いているよ
実はおなかの中の赤ちゃんは、耳がとってもいいのです。
お母さんの心臓の音、血液が流れる音、そしてお母さんや周りの人たちの「話し声」をしっかり聞いています。
前回の記事で、お母さんと赤ちゃんが「いつ生まれるか」を一緒に決められることがあるとお話ししましたが、それは赤ちゃんがおなかの中からお母さんの声や気持ちをしっかり受け取っているからなんです。
「早く会いたいね」「大好きだよ」という言葉は、おなかの中の赤ちゃんにちゃんと届いています。
生まれる前から、あなたはすごいパワーを持っていた
今日お話ししたように、赤ちゃんはおなかの中でただジッと待っているわけではありません。
お母さんから栄養をもらい、羊水を飲んで生きる練習をして、周りの声を聞きながら、毎日毎日ものすごいパワーで大きくなっていきます。
今ここにいるあなたは、お母さんのおなかの中にいた時から、生きるための練習を一生懸命がんばってきた「がんばり屋さん」なのです。
あなたの体は、生まれる前からずっとあなた自身が大切に育ててきたものです。だからこれからも、自分の体を大切にしてあげてくださいね。
気になることがあったら聞いてね
しらさぎふれあい助産院では、皆さんの体や心、命についての「なぜ?」「どうして?」をいつでも応援しています。不思議に思ったことや、聞いてみたいことがあったら、周りの大人や私たち助産師に気軽に声をかけてくださいね!







